
一生女!一生第一線!
- 小林 珠江
- 1979年
- 主婦・エステ開業準備中
私は昔、今と違って頑張る事があまり好きではなく、頑張って何かを・・とまでは全く考えていなくて、高校卒業し、将来に迷いながらも、単身名古屋に行き、「酒が飲めて楽して金が稼げる」ただそれだけで、夜のお仕事に行き毎日楽しく過ごしていました。
お店によくいらしたお客さんの話を聞いてると、その人は野望を持っていたけど諦めて社会人になったものの、“これでいいのか、もう一度夢を追うか”葛藤しているとのことでした。話を聞いてるうちに、私には夢も目標もないことに気づきました。5年後の未来を想像した時、何も見えず真っ暗で不安になって、「このままではいけない」とその時初めて本気で考えました。その方はすべてを捨てて夢を追うために東京に行きましたが、私も負けていられない、私も挑戦するんだと、水商売を辞め、その時に興味のあったエステ業界に入りました。
●それからずっとエステ業界ですか?
当時の店長が私が思い描いていた理想のキャリアウーマンで「絶対この人みたいな店長になる」と決め、がむしゃらにがんばった結果、店長になりました。そのうち毎月目標を達成していく中で、次は自分の営業力がどこまであるのか、営業に特化したら自分はどこまでできるかを試してみたくなり、営業会社に転職しました。けっこうがむしゃらに働いたので成績は全国トップになり、その後営業所立上げや営業会社起業に携わることができたんですが、やはり営業だけで終わりじゃなく、自分が最後までフォローしていきたい、常にお客様と関わっていきたい・・エステが私の天職だと思い、ブライダルエステに再就職しました。
●回りまわってエステに戻ったんですね。
お客様の日々に自分を組みこんでもらえる、お客様がキレイになることによって美意識も変わり自分に自信がつく、一生のお付き合いができる、やはり自分にはこれしかないと確信しました。お店を任せてもらえたのですが、やはり雇われてる以上「売上」を考え、達成しなければならないという中で「必要なものは売るが、売上の為に必要じゃないものを売るのは違うのではないか?」
そんなことを思いながら、自分が”第一線”に立ち、お客様に100%尽くせるお店を創り上げたい!という野望が生まれました。
20~30歳:更なる技術向上の為キャリアを積む、資格取得
30~40歳:エステ開業
40~50歳:エステも安定したら夫婦仲良く、地域の方が喜んでいただける場所を提供(夫婦で好きなドックラン・パン屋さんを始めたい)
●ご結婚されてますよね?
出会いがあり結婚し、子供がほしい、しかし責任がある役職に就いてるうちは子作りはできないと思った為、仕事を辞め事務職につきました。
●やりたいことがある中、相当悩んだんでしょうね。
今までの私は結婚して子供を産んだら仕事にやりがいを求めては家庭が疎かになるから求めてはいけないと思い込んでいました。
でも「事務職の職場である同僚」と出会って変わりました。その人は、母親もやりながら、兼業主婦として働く女性で、とっても生き生きしてました。その人に出会い、自分が以前の輝きを失ってることに気づきました。結婚して家庭をもっても、独身の時と同じようにやろうとするから難しいだけで、「やり方」をかえれば両立できるんだ。と・・・
ちょうどその時、不妊治療で子供を授かる確率が1%といわれていたんですが、幸い奇跡的に子供を授かることができ無事出産することができました。
そこで自分がずっとやりたかったエステを「自宅で開業しよう!今まで生き生きとした自分を取り戻そう!」と決めました。
●まずはどこから始めますか?
来年2月の開業にむけて準備を進めていきたいと思っています。
まずは、女として、家庭と母親を両立していくためにゆっくりと。
そして一人の人間としてやりたいことをやっていこうと思います。
エステの店長:私がその頃なりたい人物像そのままだったから。
18歳の時出会った人:私の人生の方向性を変えてくれた人。この人に出会っていなければ、もしかしたらまったく違う道、たとえばそのまま夜の仕事でスナックのママという道を選んでた可能性もあります。
事務職で出会った同僚:母親もやりながら、兼業主婦として働く女性で、とっても生き生きしていて、私に気づきをあたえてくれました。
辰吉丈一郎さん:生涯現役の姿勢がかっこいい