飯塚惠美子さんには実行力がある。ダンサーとしてだけではなく、役者として教育者として、もっと自分の面白いと思えるものを伝えようと多くの活動を続けている。多くの人が初めの一歩に戸惑うなか、彼女は踏み出す力を持っている。そんな彼女の「野望」を言葉だけで表記してしまうと、大きすぎて現実味のないモノに感じてしまうかもしれない。ただ、飯塚さんの経験、実行力を知ってもらうと、きっと多くの人が彼女が自分の「野望」に確実に、そして現実的に近づいているのが分かってもらえると思う。
自分自身、ダンサー、タレントとして活動する中で、自分の中に表現したい物がある事に気づきました。一人のダンサーとして出演している限り、 誰かの表現を具現化する歯車にすぎない。演出や、プロデュースをする事に自分のやるべき仕事があるのではないかと思いました。
テーマパークダンサーを辞めて単身ニューヨークへエンターテイメントの勉強に(約半年間)。帰国後、ダンス教室ブロードウェイダンスコミュニケーションズを立ち上げました。 さらに、WCS(ワタナベコメディースクール)に入学し、コメディーの勉強をしました。
ダンス教室を立ち上げ、子供たちにまず教えた事は、テクニックよりも人を喜ばせる事の楽しさと、自分自身を表現し、発信する姿勢。子供たちは戸惑いながらも私と一緒にステージに立ちました。子供たちは自分で考えて行動し、笑顔で元気にパフォーマンスし始めました。1番びっくりしていたのは子供のご両親。自分の子供の意外な力や表現しようとする姿勢に感激していました。
私は、子供たちを引っぱり自分もステージに立っています。そんな私を、『先生が目立ちすぎだ』『先生はステージに出るべきではない』など、クレームをつける方もいらっしゃいました。でも、先生がひっぱってショーをするのがうちのスタイル!と応援して下さる方々が多く、私は深い感謝とともに、みんなのこのパワーを世界に届けたい!と強く思うようになりました。
2年前から、BOOMER河田貴一さんに誘われ、 「DIRT1600」というユニットのコメディーの舞台で、ダンスの振付けをしながら自分も女優として出演させて頂いています。そのDIRT1600のメンバーは、実力はベテランの方々に比べたら技術は劣るかもしれませんがものすごいパワーを秘めています。
芸能界を目指す人は沢山居るのに、良い人材が活躍する場を得られず埋もれているひとが多いのが現状です。日本の芸能界はカテゴリー化、組織化されていて特に入りずらいものになっています。そこで勝てる実力をつけていく事が何より大切。本物は本物としての価値があります。本物になる為には本番!!本番を踏んだ数だけ成長します。だから、仕事が無いなら作っちゃえ!!と、思うんです。その本番を重ねられる芸能プロダクションを作ってその人にしか出来ない事をさせてあげたい、個性を伸ばしたい。自分には人の潜在能力をのばす力があると確信しています。
ズバリ!仕事をどう作るかです。そしてそれをどうメディアにつなげていくかです。 解決すれば、実力派のそろうポジティブな集団になり日本の芸能界ももっともっとエンターテイメント性の高い物になると思います。
日本人のエンターテイメントへの関心度が上がります。本物のエンターテイメントの重要性を知り、そして観客として参加します。 人を喜ばせることが巡り巡って自分を幸せにする。その気持ちが広がれば『人を蹴落として、、、』とか『本当の自分の気持ちを押し殺して、、、』という気持ちは消えていきます。エンターテイメントには本来そういう力があるのです。
20代~30代:自分と、自分の周りにいる人間がエンターテイメントの世界で活躍する。そして40歳までには企業。
30代~40代:人材育成、子供時代からエンターテイメントを学ばせるシステムの構築。同時に、演出家として仕事をする。
40代~50代:演出家の育成。指導者育成。
岡本太郎/本質を見抜いて、自分自身の表現をしていたから。
BOB FOSSSE/振付け師・演出家として素晴らしい。その作品にはオリジナリティがある。
ウーピーゴールドバーグさん/自分がタレントとして活躍する他に、エンターテイメントスクールの校長をされている。まさに私の目指すところ。