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YABOO ME!

森 健太郎

yaboo me!

舞台芸術×社会

name
森 健太郎
birth
1981年
career
芸術監督、演出家、振付家、俳優
about
Kentaro Mori Blog
アートカンパニーピエロ
twitter:moriken0912
森 健太郎のyaboo[野望].me

劇団四季という日本随一のパイオニアを辞め、自らの可能性に挑戦する森 健太郎さん。 華やかな世界だが飯を食えている人は一握り。 厳しい風が吹く大海原に、森さんは「舞台芸術×社会」という新しいコンパスを持って乗り出しました。 「舞台は総合芸術だからこそ、社会に還元する力がある。」と語る森さん。 舞台芸術による飲食店の再生、子供の教育、ビジネススキル向上や定年後の健康作り。 恵まれた最高の環境を捨て、身一つで勝負を挑む森さんの野望は広がり続けています。

-なぜこの野望を抱いたのですか?

演劇という分野はそもそも市場がそんなに大きくない分野です。劇団四季は、大人から子供までが楽しめる正に最高のエンターテイメントを提供している業界の巨人です。当然一人頭のチケット代もそれなりの値段もします。一方で、それ以外に演者が表現する場所はとても少なく、ご飯を食べていける人も限られてしまっています。
劇団四季で長く表現をしていく中で自信にもなりましたし、自分がもっと出来ることがないだろうかと考えるようになりました。世の中にはもっと手軽で安いエンターテイメントがたくさんある中で、演劇という分野がどうやったら勝ち残っていけるか。そんなチャレンジをしていきたいと思ったのです。

-野望実現の第一歩として、どんなことを?

長年在籍した劇団四季を辞めて、私の想いに共感してくれた仲間とアートカンパニーピエロ(Art Company Pierrot)という団体を立ち上げました。
劇団四季を辞めて独立を決意したことは自分の人生にとっては大きな手応えでした。自己分析をしても行動力や決断力が比較的低いと感じてましたし、あの素晴らしい環境を捨てて飛び出すのは本当に勇気がいることで、正直まわりの目も気になりました。
そういう意味では人生という長い目でみたとき、大きな成長の一歩を踏んだのかなと思います。

-一歩を踏み出したとき、大変だったことは?

今までいた場所は財政的にも環境的にも舞台芸術を行うには最高の環境が整っていました。
そういったものが一切なくなって舞台芸術の活動をすることは大変でした。ビジネスとして成立しにくいと言われている舞台芸術においてビジネスモデルを考えて実践するのには試行錯誤の毎日です。
経営面での計画が思うようにいかないときは寝れない日々が続きました。

森 健太郎さんのインタビュー

-今、あなたの野望はどのように育っていますか?

アートカンパニーピエロでは劇団四季出身のメンバーを中心に、『舞台芸術×社会』として、パフォーマンス制作とその表現手法を通じて、社会に還元するプロジェクトを行っています。
劇場空間でのパフォーマンスはもちろん、飲食店や船など、劇場という枠を超えて非日常のエンターテイメントを提供したり、演劇のノウハウを持ち込んで、子供の教育やビジネススキルの向上、高齢者ケアといった社会への新たな貢献に取り組んだりしています。

教育ー子供パフォーマンス集団&スクールPierrot Jr.
ピエロジュニアではプロのアーティストが監修する本格的な舞台に出演することを目指します。舞台にたって観客を楽しませ大きな拍手をもらうことは子供達にも大きな感動が生まれます。大きな感動が生まれれば、また新たなる目標に向けて『頑張ろう』『あきらめない』『もっとうまくなりたい』という気持ちが生まれます。プロの育成ではなく人間教育として大きな感動体験を通して成長してもらいたい。その中で自学自習の精神を身につけて欲しいです。
最近の実績としては中国四国初の大型ファッションショー『イズモミスコレクション』のオープニングアクトに出演。出雲の神聖な土地柄にちなんでテーマ性のある神聖なオープニングナンバーの制作を依頼されピエロジュニアたちを擁して作り上げました。大きな感動を経験してきてくれ、本番後の通常の稽古の気合の入り方は半端ないです!
更に劇団四季で学んだ発声訓練を利用して、しっかり自分の名前が言える挨拶ができるようになるということも重視しています。
また吉本興行NSCジュニア部をはじめとして、ピエロジュニアで行っているプログラムをワークショップ形式で派遣しています。短い時間の中でちょっとした作品を作り動画作品にしたりして子供達に成果を体感してもらっています。

一般向け 森健太郎式『発声/表現』のプログラム
政治家の方などをはじめとして日本人はパフォーマンス力のある人達を少ないと感じています。海外でも話して、表現して通用する人材を作るために、劇団四季を始めとして、森健太郎が舞台役者人生の中で経験してきた発声、表現のアクターズメソッドを一般向けにアレンジして、人に対して話すことが仕事とされる方に対してセミナーを行っています。
また個人だけでなく、企業や飲食店など団体として発声力などを高める活動も取り組んでいます。

福祉・美容健康ー生涯現役体作りプロジェクト
Art company Pierrot所属劇団四季出身アーティストの磯谷美穂による体作りのプロジェクト。彼女が今最も力を入れている『ピラティス』のプログラムを中心として、WiiFitを監修した松井薫氏が考案した松井式ストレッチや幼少からやっているバレエをベースに、幅広い身体育成プログラムを提供します。その人にあった最適なプログラムを抽出して生涯現役でいられる体作りを目指します。

このようにアーティストの持っている特性を活かして再構築したり、パッケージ化することで世の中の需要にあった新しい商品を提供していきます。

森 健太郎さんのインタビュー

-今の課題はどんなことですか?

オリジナルのコンテンツも多いので、認知のされ方が薄かったりします。
テーマやコンセプトを崩さないようにコンテンツの中身で余分なものを削ったり再構築したり、パッケージや宣伝としてどういう打ち出し方をしていけばいいのかを試行錯誤しています。
それがはっきり人に伝えられればもっと広がっていくのかと思います。

-この野望が実現すると、どんなことが起きますか?

舞台芸術のノウハウが社会のさまざまなシーンで生かされていくと思います。
朝からワクワクするエンターテイメントの場所が増える。
飲食店などがエンターテイメントの場所に変わる。
人の心に残る話し方ができる日本人が増える。
人の力で商品の価値を上げられる。

-野望実現へのイメージ

20代~30代:
1.自主企画公演を打つ、2.ワークショップ、セミナーの数をこなす
コンテンツのリリース頻度と社会的認知度を上げる。

30代~40代:
1.飲食店などでのロングラン公演を打つ 2.教育機関への参入
ロングラン公演のノウハウの確率、教育機関に参入することで野望2を叶えると共にカンパニーの社会的ブランドイメージを作りエンターテイメント産業に協賛してくれる企業を増やす。

40代~50代:
専用劇場での公演を打つ

-尊敬している人

黒木安馬さん
自分に持っていないものを持っているから。自分を承認してくれていると感じるから。

-話を聞きたい人

イチローさん、本田圭佑さん、柳井さん(ユニクロ)、孫さん(ソフトバンク)

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